手紙 ー差別、無意識、客観的ー

色々な事情で生活が豊かでなく大学に行くことができない弟のために、なんとか働いて助けたい心優しい兄。そんな兄も体に限界がきて、働けずお金を得るために盗みに…。そこから色々な感情が理性とぶつかり、強盗だけでなく殺人もしてしまっていた。それから弟は「殺人犯の弟」とレッテルで色々な希望も断たれながらも頑張る。その中で「弟」の学校、恋愛、夢、仕事、家族といった場面に関わる様々な人からの見え方には共感、同情、批判といった感情がぶつかり合う感じがした。視点が変われば私たちは無意識に差別をしているかつ常に客観視できてる人はまずいないと感じた。それが「善か悪」かとはこの本を読んで沢山考えさせられた。


少し重めですが、本が苦手な方でも展開が早く気づけば読み終わってるかも。世の中で何かモヤモヤすることや変化を感じたい方は読んでみてもいいとおもます!f:id:bpegive:20211120231938j:plain